
一生付き合える仲間とともに
全力疾走、その先に
72回生 / 平成9年卒
長澤 誠Nagasawa Makoto
宮崎大学医学部整形外科勤務
宮崎大学医学部卒
現役時代の生活(思い出)
私が中学校3年生になる春に、先輩方が春の甲子園(第65回選抜高等学校野球大会)に出場され、高知県に土佐高校という文武両道の野球部があることを初めて知りました。この学校、この野球部に進学したいという気持ちが日に日に強くなり、受験勉強を頑張ることができ、翌年入学しました。土佐高野球部での寮生活は朝練、学校、練習、補習などと、厳しいながらも楽しく、全力で駆け抜けた3年間でした。私たちの代はあと一歩のところで甲子園には行けませんでしたが、長い人生でこれを超えることはないであろう思い出と、一生付き合える友達がたくさんできました。
今の生活にどう役立っているか
土佐の野球部の全力疾走は、限られた時間で野球・勉強・その他全てを全力で行うという意味です。社会人となった今も効率よく仕事を行う、キャパシティを広げるということに繋がっていると感じます。私は自分が高校時代にケガをしたこと、野球に携わる職業につきたいと考えたことから医師を志し医学部に進学、肩・肘を専門とするスポーツ整形外科医となりました。普段は野球少年から中高生、大学生・社会人選手の診察や治療を行っています。
そして宮崎県はプロ野球のキャンプ地であり、キャンプ中はプロ野球選手の診察をすることもあります。また侍ジャパン日本代表のチームドクターを兼任しており、多くの国際大会に帯同しています。チームドクターの仕事は責任も大きくプレッシャーはありますが、異国の地でチームジャパンの一員として大会に参加することは、一人の野球好きとして言葉にできないほど感動することができます。
そして宮崎県はプロ野球のキャンプ地であり、キャンプ中はプロ野球選手の診察をすることもあります。また侍ジャパン日本代表のチームドクターを兼任しており、多くの国際大会に帯同しています。チームドクターの仕事は責任も大きくプレッシャーはありますが、異国の地でチームジャパンの一員として大会に参加することは、一人の野球好きとして言葉にできないほど感動することができます。
土佐高校野球部で良かったこと
土佐高は100年を超える伝統を持つ高知県を代表する進学校であり、様々な分野で卒業生が活躍しています。医療の現場でも土佐高卒の医師は多く、野球の現場でも土佐高野球部のネームバリューは絶大です。そんな母校卒であることを大変誇りに思っています。