目指すもの
「右文尚武の理想 ひたぶる全力疾走 純白の土佐 とわに輝け」
(籠尾良雄著)
(籠尾良雄著)
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監督メッセージ
土佐高校野球部監督の金田です。OB会の皆様には日頃多大なるご支援を賜り感謝申し上げます。
私は大学を卒業したのち、8年間一般企業での勤務を経て、高校卒業以来の念願であった高校野球の指導者に転職しました。高校野球界では変わった経歴だとよく言われますが、その根底にあるのは本校野球部への感謝と自身と同じく「文武両道」を目指す選手に夢をあきらめてほしくないという想いです。
本校は甲子園出場12回、専用グラウンドと専用の寮を持ち、そこで甲子園の夢を追って日々生活しています。一方、学校では東京大学を目指す生徒と一緒に勉強し、野球部の生徒本人が東京大学に合格することもあります。このような環境は全国を探してもなかなかありません。高校野球界においては勉強か野球かどちらかを諦めることが当然だと思われがちですが、そうではない環境が本校にはあります。
最近グラウンドに来てくれた方に「野球と勉強の両立で大変なはずなのに、土佐の生徒はみんな生き生きしてますね。」と言って頂けるようになりました。本校では野球にも勉強にも全力で打ち込まなくてはならない。こんなにつらく、しかし楽しいことはありません。それを体現する現役の選手たちに私はいつもパワーをもらっています。この姿を甲子園で多くの人に見てもらうことが今の私の目標です。
監督 金田将賢(平成20年卒)
土佐高校野球部は、野球部創立以来今日に至るまで右文尚武の理想を求めて、勉学と野球の両分野において最高の成果を達成すべく純粋な心をもって全力で取り組んでおります。勉学では国公立や有名私立大学合格水準を目指しており、野球では甲子園で勝利の校歌を歌うことを真剣に目指しています。しかし、勉学と野球との文武両道を実現することはとても困難であり、歯を食いしばって頑張る、努力することが必要です。絶えず勉学の世界でも野球の世界でも手の届きそうもない高い壁が現れます。そのような時、何をすべきかを自ら考え、計画を立ててそれを実践し、その成果を自らにフィードバックして更に考えて、たゆまなく努力を重ねる。すると、必ず一歩一歩ではありますが克服の喜び、成長の喜びを感じることが出来ると思います。文武両道を追い求めることにより、人格形成においてかけがえのない宝を身に着け、大学においても社会人になっても、様々な分野で日本はもちろん世界でも活躍できる素地が出来上がっていきます。
土佐高校野球部には、文武両道を求める伝統が根付いており、それを支えるフォロー体制も整っております。是非右文尚武の扉を開けて仲間と一緒に切磋琢磨し、努力とチャレンジの大切さを学び、大きく成長することを関係者一同願っています。
土佐高同窓会関東支部「甲子園で校歌を歌う会」幹事長
弁護士法人森・濱田松本法律事務所
弁護士 市川直介(昭和53年野球部卒)